Crafting on the web
「ウェブで“工芸”をする」by 新田聡一郎

Last edited: April 23, 2024

Moving Button

最近流行りの、イケてるボタンを作ってみました。作り方を解説いたします。

April 2024

この頃、英語圏におけるSaaSのティザーサイト等で、こちらのアニメーションが付いたボタンをよく見かけます。一見、難解そうに思えるUIですが、実装はとてもシンプルです。

下記のような構造でDOMを用意してみます。

export const MovingButton = () => {
  return (
    {/* 親要素 */}
    <div className="relative h-[60px] w-[180px] overflow-hidden rounded-full">
      {/* アニメーションさせたい光 */}
      <div
        ref={refLight}
        className="absolute bottom-[50%] left-0 h-[50%] w-[54px] origin-bottom"
        style={{
          animation: 'move 3.2s linear infinite',
          background: ...,
        }}
      />
      {/* ボタンの表層 */}
      <button className="absolute inset-0 m-auto flex h-[calc(100%-4px)] w-[calc(100%-4px)] items-center justify-center rounded-full bg-dark4/40 font-medium text-white/90 backdrop-blur-2xl">
        Moving Button
      </button>
    </div>
  )
}
Copied

これらの要素を下のデモのように動かす想定です。

親要素

このように2つの要素(親要素とボタンの表層)を重ねて、親要素よりもボタンの表層を1回り小さくすることにより、光の通り道を作っています。2つの要素の中間層で、光を表現するための要素をx軸方向にアニメーションさせましょう。

@keyframes move {
  0% { transform: translateX(0px) rotate(0deg); }
  30% { transform: translateX(calc(180px - 100%)) rotate(0deg); }
  50%{ transform: translateX(calc(180px - 100%)) rotate(180deg); }
  80%{ transform: translateX(0px) rotate(180deg); }
  100%{ transform: translateX(0px) rotate(360deg); }
}
Copied

最後に、親要素で overflow: hidden; をすることで、不必要な部分を隠して完成です。

本記事で解説をしました、Moving Buttonコンポーネントの全体のコードは、下記よりご確認をしていただけます。是非、ご参考にされてみてください。

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